広島のお好み焼きは、戦後の高度成長期に子どものおやつとして生まれましたが、またたく間に県内に普及し、今ではソウルフードとして定着しています。
その中でも「備後府中焼き」は、豚バラ肉の代わりにヒキ肉(ミンチ)を使用し、モヤシを使わずキャベツをたっぷり入れ、さらに地域独自のお好みソース(甘辛)を使う事で、近隣の地域とは一線を画した、濃厚な味わいが特徴のお好み焼きです。
人口約4万人の小さな町に、およそ40店もありながら、毎日どのお店も満席になるほど市民に定着しています。中には『週に3~4日は府中焼き』と言う人も。
「平の家」は府中の旧市街地に位置し、旧家をリノベーションした建物で府中焼きを提供するお店。県外からも多数やってくる、人気のお好み焼き店の一つです。
平の家
〒726-0032 広島県府中市出口町1102
OPEN:11:00~21:00
CLOSE:火曜日
TEL:0847-41-4574
府中は東西南北の交通網が充実しており、東へのアクセスは電車やバスなどの公共機関はもちろん、道路の整備が常に行われ、道幅が日々広くなっています。また西へは広島市内へ向けての高速バスが毎時間発着し、途中から広島空港へのリムジンバスも運行しています。南の海や高速道路へのアクセスも、信号がほとんどない直線道路があり、北へは無料高速道路が整備されるなど、山間部にありながら通勤時の渋滞が少ない場所です。
また府中では、子どもたちの育成サポートが充実しています。例えば、親子で楽しく遊べる施設(ポムポム)や、「生涯学習」をテーマにした施設(TAMスクエア)のようなハード面から、ソフト面では子育て支援サイト(ちゅちゅ)、木育(もくいく)事業、在宅保育(ファミリーサポート)や、ひとり親家庭対策、父母のいない子ども支援等のような細やかな制度など、市が中心となってサポートする仕組みが豊富にあります。
代表する施設の一つが、こどもの国POM(ポムポム)。
子ども達が心身ともに健康に、より良い感性を磨いて成長してほしいと言う願いを込めてつくられた、親子のための遊び場スポットです。メインになる全面木質遊具の揃った部屋には、木のおもちゃがいつまでも遊んでいたくなるほど充実しています。このほかにも幼児が安心して遊べる木質内装の空間から、小中高生が将来の夢を持って学べるダンスフロアまで、いろんな施設が整っています。